家族
家族と分かり合えると、腹を割って話すことがある。 その時は、救われるように大泣きし叫び楽になる。 それで終わりなはずなのに、 その感覚は間違いだったと間違いなく数週間の間で知らさせる。 些細なことだ。 例えば今引っ越しをしようとしているが、 昨…
私は母にこんなことを言ったことがある。 「私はタイムマシーンがあっても、戻りたい過去はない。 だって幸せだった瞬間がないから」 そんな悲しいこと言わないで。母はそう言った。 私は当たり前かのように言えた。朝ごはんは何?と言うようにだ。 後でその…
23年間ずっと家族の問題を自分の問題と思い、 悪ければ自分の罪、良ければ姉、兄、父、母の手柄だった。 ここまでネガティブに、堕ちたからなのか、 首をくくった過去も、世の中の家族像に全く添ってなどいない。もはや、最低で。そういうのも、姉との歪な関…
年を重ねても、その途中でも誰だってつらい。わかっている。そんなことはわかっている。 私には祖母が二人いる。 父方の祖母も母方の祖母も我儘だ。 自分が会いたいときだけどこにいるかも気に止めず、電話をしてすぐに来いと催促する。 週に1回両親が消え…
高校生以来、食べた手作りのお弁当。 何気ないものが入ってるけど、それが凄く暖かくて、あのときはわからなかった有り難みを感じた。 母の味って受け継ぐことはできないほど尊く、 その人しか作れない味。 また作ってね。笑顔で完食します。
女だから、同性同士だから結婚できないわけじゃないってわかってる。 でも、男だったら結婚を意識されるのに、 同性同士だったら、意識されることが少ない。 だから時々、男として付き合いたいと思う時がある。 「お父さんみたいな結婚したかった」 とあのこ…
私が高校1年生の時にお爺ちゃんが無くなった。 父方のお爺ちゃん。余り話さず、ソファに横になって眠っているのが多かった。 私は、ほとんど話したことがなかった。 いつも嬉しそうに話すのはお姉ちゃんとだけだった。 そんな爺ちゃんが危篤状態だと知ったの…
中学生ぐらいまでは、一緒にお母さんとご飯を食べた。 高校生になってからお弁当になって、嫌いなものと好きなものを伝えた。 働きだしてから、家でご飯を食べることも減り、一緒に食べる時間が貴重になった。 そして今。私は家族とご飯を食べない。 小さい…
恋人もおらず、家庭菜園、料理、珈琲焙煎など趣味が増えていく一方で、 自分の心の治癒のために、友達とは自然と疎遠になっていく、 そんな状況下が侘しいとしよう。 恋人が居て、味方が一人居て、 中々会えなくて、ラインの返事も来ず、寂しいのが幸せか、 …
更新していない間に色んなことがあった。 一番大きいことは家族のこと。 その次は、ようやく職を探そうという段階になれたこと、 保険料が安くなったこと、 そしてとりあえずバイトをして、 身体を慣らしながら、収入を得ようと、面接まで漕ぎつけたこと。 1…
今日は色んなことがあった。 本当に色んな事。 今まで溜めていた苦しみや切なさ 哀しみを吐き出した。 でも寄り添おうと言いながらも、 その皮を剥がすと「そういわないと解決しないから」という 解釈が含まれている言い方。 「これはわかってくれない」 こ…
理想のお父さんは、日曜大工が出来る人。物知り。 理想のお母さんは、料理上手。手先が器用でピアノなんかを教えてくれる人。 理想のお兄ちゃんは、優しくて、色んなことを教えてくれる人。 理想のお姉ちゃんは、兄弟とも仲良くて、服を妹なんかと交換し合い…
おとうとは男の人が「親父」と呼ぶのと同じ感じで呼ぶ名称だ。 お父さんとも呼ぶし、おとうとも呼ぶ。 だが人前では、お父さんとか父親とかはたまたおとうとか、 定まっていないのが私だ。 娘は父親との距離感を掴めないとよく聞くが、 私もその中の一人だ。…