昨日の夜、観劇に行った。
私の後輩が大道具に参加しているというので、観に行った。
私の後輩は、東京で専門学校に通い、
裏仕事を学んでいるとは聞いていたけれど、
高校演劇で一緒にやっていた時より、
明らかに力をつけているのが目に見えて、
嬉しいと同時に、少し切なくなった。
それは自分の不甲斐なさだった。
私はこんなに成長していないから。
一昨日からずっと死について考えていた。
昨日の夜、国道沿いでバスを待っていた時、
引き寄せられるように道路に飛び出そうとした。
どうにか自分で引き留めたから何もなかったけれど、
心は既に飛び込んでいた。
もしかしたらその後輩と会話するのが最期かもしれないから、
背中を押す言葉だけをメッセージに添えた。
27日に地元の温泉が出るホテルに宿泊することになった。
それまで私は生きなきゃいけない。
いや、親にお金を返すまで、死ぬ権利など私になんてないのだ。
それでも私は死の淵で
今にも落ちそうな線の上を歩いている。