晴れを待ちわびて

トラウマを抱え、自律神経失調症になり、現在抑うつ状態と診断され、懸命に毎日生きていく日常ブログです。

古いとか新しいとか正しいとか正しくないとか

何かが流行れば、

何かが古くなる。

 

それは当たり前のことだけど。

 

最近、配信サービスが増え、

映画もレンタルからスマホで見る時代になった。

 

映画館で観れるものが、

配信サービスで最速で見れるようになった。

 

そうした流れや

倍速で見ることなど、

 

賛否両論は尽きない。

 

私には何が正しいとか、

どれが最善とか分からない。

 

個人的な想いはあっても、

それを押し付けるのは違うと思っている。

が、議論するのは凄く大事なことだと思う。

 

何も言わずに時代に翻弄されるだけでは、

世の中という渦に飲み込まれ、

次第に得体のしれない何かに搾取されるからだ。

 

今は音楽といえば、配信サービスで聴くけれど、

私が小学生の頃は、CDが最先端だった気がする。

 

高校で演劇部に入り、

音響を担当したとき、2個上の先輩が「MD」と言った。

 

「MDって何ですか?」

 

「え、知らないの?CDより小さいやつだよ」

 

私は見たことがなかった。

 

小学生の時、私はラジカセでラジオをかじりつくように聞いていた。

と言っても、推しが出ていたラジオだけだが。

 

毎週、カセットテープで録音したっけ。

 

懐かしい。

 

もう、カセットテープを触らなくなった。

修学旅行ではデジカメを持って行って、写真を撮ったな。

 

でももうスマホだな。

 

ところで、父が生まれたときには、

音楽はレコードだった。

 

私は数年前に父が通販で買って以来、

数回しか使っていないレコードプレーヤーを取り出した。

 

年数が経っているからなのか、

聞こえは全然良くない。

むしろ悪い。

 

でもなんだか、レコードを流してみたいと思った。

 

知らない曲ばかりだけど、

何でも自分へのおすすめとして流れていく昨今、

知らない物に触れる、あのなんとも言えない感覚を味わう瞬間が来た気がする。

 

お金と心に余裕が出たら、

中古でいいからレコードプレーヤーを購入したい。

 

父が学生の頃、せっせと集めたレコードを

私が受け継いで、また誰かに受け継ぎたい。

 

古本屋がいつまでもあるように、

古くなっても、新しいものが出てきても、

両方愛せるような感覚を持ちたい。