晴れを待ちわびて

トラウマを抱え、自律神経失調症になり、現在抑うつ状態と診断され、懸命に毎日生きていく日常ブログです。

18歳の君たちへ

昨今、大人になる君たちへ~なんていうためになる本も言葉もありふれているけれど、

私はその一部として、ここに記そうと思う。

 

まず、直感に耳を澄ませてほしい。

直感というのは、悪い直感のこと。

例えば、「今日ちょっと具合悪いかも。これ以上無理したら悪化するかも」

「この人なんかこわいな」など。

 

悪い直感というのは大体当たる。

言い換えると違和感。違和感と直感ではじき出された心の声には

素直に受け止めて、色んな事柄から一旦避難するということも選択肢に入れてほしい。

 

私はその直感を感じつつも、

無理に身体を酷使した結果、17歳の時、身体が動かなくなった。

そして、社会人になって、20歳辺りでまた身体を壊した。

 

人は学ばないこともある。

 

こんな私のような人間にはなってほしくない。

出来れば、身体に傷がついたり、痛みを伴ったりしてほしくない。

 

些細なことでも心配になったら、

すぐに病院へ行ってほしい。

 

面倒かもしれないけれど、

それ唯一の救いの道だったりする。

 

もう1つ。

自分が今、とても苦しい立ち位置にいるとしよう。

その時、それを受け入れ、自分を殺さないでほしい。

 

そう決断したときから、

生きる活力は失われ、この世が全て暗くなり、

心は蝕まれていく。

 

そうした結果生む気持ちは、

ヘドロのように巻き付いて離さない邪悪なものになる。

 

それは簡単に取れるものではなく、

自分でもどうしていいかわからないものになる。

 

だからどうか、

諦めないでほしい。

 

どうにか、自分が自分という存在を保てるように

行動してほしい。

 

大それたことじゃなくていい。

家が嫌なら、ネットカフェに1日泊まる、

友達の家に泊まる、そんなことでいい。

 

喧騒が嫌なら、イヤホンをし、

音楽を聴こう。

 

周りの大人が自分を蔑むようなこと言ってきたら、

そんな大人とは真逆の映画やドラマを観よう。

 

芸術は温かく優しいものもある。

時に、冷たい現実を淡々と表現しているものもあるけれど、

その温かさもある。

 

私は高校生のとき、

決めたことがある。

 

自分が病気だと打ち明けたとき、

わかってくれなかった大人ばかりだった。

勿論、理解してくれる大人も居た。

 

自分自身を否定されたこともあった。

 

そんな中で私は、

「あんな大人にはならない。

子供の時に味わった屈辱や苦しみを忘れずに、

そのまま大人になろう。

そうして、私が味わってきた思いを

薄めて薄めて、できるだけ幸せになるように、

言葉を紡ごう」

 

みんなは生きているだけで、

凄いことだ、ということを頭に入れてほしい。

 

私は何度もこの世から居なくなろうとした。

その死と生の狭間で感じた苦しみから出た気持ちは、

「生きたい」だった。

 

息をしているだけで、偉いよね。

 

そんな風に友達と言い合ったことがある。

 

何もできない日もある。

そんなときは、そんな言葉を思い出してほしい。

 

今ある場所が窮屈になったら、

旅に出ることをお勧めしたい。

 

私は17の頃から毎年、

大阪、埼玉、福岡に単身で旅をした。

 

コロナウイルスが流行ってからは、

私は市内のホテル巡りをして、

今できることで楽しんでいる。

 

未来は輝いているなんて、

私から無責任なことは言えないけれど、

生きていれば、美しいものや心を癒される出来事にも出逢える。

 

これを見ている君たちも、

そうじゃない君たちも、

 

少しでも良い出逢いと巡り合うことを祈って……。