洗面所の鏡に映る自分の顔が、
自信なさげだったことに気づいた深夜0時。
怒っても怖くないと言われ、
どうしたら怖がられるか考えた学生時代。
好きなファッションを楽しみたいのに、
地元で浮くのが怖くて、
それを見られているのではないか、というのも怖くて、
サングラスをして、自分を怖い存在にしようとしていた去年。
今まで、生きてきて、
学校では、何かとみんなの前での発表とか、
学芸会とか、常任委員長として、体育館のステージの上で
言葉を発したあの瞬間も、乗り越えてきたのは私。
なのに、どうして私は今も自信が無い?
その自信のなさは何かに怯えているようで、
救ってあげたいけれど、自分は分裂することができない。
私は心の底から、自分よりも他人の幸せを願っている。
他の人が幸せになるなら、自分が不幸になってもいい、と思ってる。
でもちょっぴり、
自分も幸せになりたいと思う。
温もりが欲しい時は抱きしめてくれる存在。
辛い時は電話してくれる存在。
昔話や笑い話を一緒にばかみたいにわらってくれる存在。
趣味を共有できる存在。
きっとみんなそんな存在を1人ぐらいいるはずなのに、
私は―――。
いつも、大事な存在が出来る。
友人や好きな人。
でもいつの間にか、その幸福は永くは続かず、
気づいたら、手の内からするりと逃げてゆく。
お願いだから、その幸せを、
みすぼらしくても、掴んでほしい。
そして、未来の私には、
あの頃の、小学生の時のような弾けた笑顔で居てほしい。