自分自身でこれが私だ。これが本当の自分だと分かる人は、
一体どれぐらいいるだろうか。
私はずっと自分や人を分析し続けてきたけれど、
それでも本当の自分を知れていない。
フリップをめくるように、
隠された部分がいくつか分かる瞬間がある。
けれど、全容を知りたいと進んだ時、
何かに阻まれる。
都合の悪いことで塗れていようが、
丸裸な私を知りたい。
そう思って、時々自分に色んな問いを問いかける。
私は独り言をしながら、インタビュアーに何か質問をされているテイで、
話すと、自分の思考を整理することができる。
傍から見たら怖いかもしれないけれど、笑
これが私自身を理解する1つの術。
私は小説を書いている時と、
映画を観ているときと仕事している時以外は、
心にぽっかり穴が空いている。
傷口に沁みるように苦しい。
何か吐き出したけれど、それも何か分からない。
そんな辛さを誰に打ち明けたかいいかわからない。
打ち明けることが負担になると知っているから。
人にはキャパがあって、
聞ける話と聞けない話がある。
そして時期にもよって、
その人が悩んでいたりすると、聞ける話も聞けない話になってしまう。
世の中は難しい。
嗚呼、私、幸せになりたいなあ。
でも、なれない運命なのかな。
22年間こんなに報われなかったのだから、
これ以上、待てないや。