一昨日、高校時代の演劇部の後輩から連絡があり、
昨日電話をした。
切る直前、眠気が襲った。
時計を見ると21時。
早いなぁ。もう寝れるのかな?
いつも1時だし、めっちゃ早いな。
嬉しいなぁ。
なんて喜んでいた。
けれど、その眠気の正体は、
かつて私の心身をボロボロにした目眩だった。
脳の中にある風船がプシューッと空気が抜けたような感覚がして、
自分の数センチ先しか動けず、どうにか近くにあった水と
目眩の薬を飲み、布団に入った。
けれど、薬は効かなかった。
それは今日も突然に現れた。
歯医者に行く予定だった午後、また私を脅かした。
目眩は私を嘲笑うかのように、不意に来て、
また不意に去っていく。
私が何かを達するのが嫌みたいに。
この目眩ばかりは、
ちょっとやそっとの力で押しぬけられるほど柔くない。
私はしばらく、
この目眩とどうやって付き合っていくか、
真剣に考えなければいけない。
お願いだから、当たり前に歩いて、
当たり前に何かをさせてほしい。