晴れを待ちわびて

トラウマを抱え、自律神経失調症になり、現在抑うつ状態と診断され、懸命に毎日生きていく日常ブログです。

失ったものと得たモノ

失ったものは得たモノと同等とは限らないという言葉がある。

私はまさしくそうだと思う。

 

けれど、失ったからこそ気づく感情もあり、

それは良いことかどうかは置いといて、

全ての価値観を前向きに考えれば、何をするにも感情は生まれる。

それによって成長できる。

 

私は17で自律神経失調症と診断され、

目眩を患ってから、もう早5年ほど。

 

目眩によって、できないこと、やると苦しくなることが出来た。

エスカレーターを乗ったときの浮揚感、

ウォーキングマシーンの中を浮いている感覚や、

時々、感覚が鋭角になっているときは車のアクセルを踏んでいるときの感覚で

目眩が湧き出てくることもある。

 

ウォーキングマシーンは普段乗らないので、

特段困ることはないけれど、

エスカレーターや車に関しては身近なモノだから、

困ることもある。

 

その時は、目眩が悪化しないような薬を飲んでいる。

あとできるのはすぐ休息することか、気を紛らわすこと。

 

私は普通の生活をするという

当たり前のことを手放さなければならない状況下にいる。

 

けれど、その失ったモノのお陰で、

目眩が苦しいという気持ちが理解出来たり、

”普通”という言葉が如何に輝かしいモノか感じることが出来た。

 

それは目眩を患ったから得たモノ。

 

目眩になって、精神的に苦しくなったことで、

自分の脆さや奥底の悲鳴を可視化できた。

それは苦しいこと。けれど、そこまで奥深く自分の神髄を知れたのは、

何にも代えがたい価値のあるもの。

 

私はきっと、これでよかった。と思える人生にしたい。

だから、医者が治らない病気だと言っても、

諦めたくない。

 

私なんて無理無理。と思わず、

でもやっていこう。と前向きに取り組んでいきたい。