2日ほど、ブログをお休みさせてもらっていました。
感情が忙しい日々で、少し落ち着いてから書きたいな、と思ったからです。
今日書く話は、年齢とともに変わってきたことです。
昔、小学生の頃は、本をいっぱい図書館で借りてきて読破できました。
でもいつの日か、中学生の時の朝の読書の時間に読む小説は、1冊読むのに、
1か月~数か月掛かるようになりました。
速読がトレンドになってきている世の中、
流行るのも早い一方廃るのも早くなっているんではないか、と思っていますが、
私は逆行しています。
休職と療養をしていた1年間、それまで仕事で、
好きな映画を観る時間が出来ず、映画館へも全然行けなかった私は、
今までの憂さ晴らしかのように、浴びるように映画を観ました。
1日1本、下手すると、2、3本見ていました。
今はもう、ドラマ1話見るのも精一杯どころか、
1日では無理な時があります。映画も分割してみることが増えてきました。
本当は流れで見た方がいいんだろうけれど、
何だか、昔よりも感受性が豊かになっているせいか、
その余韻でに浸っていたくて、
素晴らしい一本に出逢った時はしばらく何も見たくないし、
あまり、自分にヒットしなくても、
塗り替えずにそのまま感情を受け止めることが多くなりました。
読書好きと言うと、たくさん読んでなきゃいけないという固定概念も、
映画好きと言うと、たくさんの名作を見ていないといけないという考えも、
別にいいかな、と思います。
世の中にはたくさんの作品で溢れていて、
残念ながら、全ての国の芸術作品を死ぬまでに浴びることは不可能です。
けれど、自分で選択することが出来る。
そういう尊い意思がある。
それを尊重して、どんなにペースが遅くとも、
1つ1つ大事に触れていきたいです。
それが例え、世の中から逆行していたとしても。