晴れを待ちわびて

トラウマを抱え、自律神経失調症になり、現在抑うつ状態と診断され、懸命に毎日生きていく日常ブログです。

お母さんは今の私の嫌いな食べ物を知らない

中学生ぐらいまでは、一緒にお母さんとご飯を食べた。

高校生になってからお弁当になって、嫌いなものと好きなものを伝えた。

働きだしてから、家でご飯を食べることも減り、一緒に食べる時間が貴重になった。

 

そして今。私は家族とご飯を食べない。

小さい頃、酢豚に入っている人参が嫌いだ、とか。魚の油が苦手だとか、

珈琲ゼリーが嫌いだとか、知っていたけれど、

今のお母さんは私の嫌いな食べ物を知らない。

 

私の好きなお菓子は少し知っていても、

嫌いなお菓子はしらない。

 

ポテチは一袋食べれない方が多いから、

小袋が良いこと。

 

酸っぱい梅は好きだけど、

食べすぎると飽きてくること。

 

おつまみ系のお菓子は好きだけど、

お父さんの食べているやつからこっそり貰う方が美味しいと感じていること。

 

それは、お母さんと会話をしていないから。

 

いつからだろう。家族と会話しなくなった。

姉が結婚して家を出てから?

お兄ちゃんが大学は道外にするって言って居なくなってから?

お父さんが無口な性格なのに、もっと無口になったから?

 

どのタイミングか忘れた。

 

そもそも私達家族は、ちゃんと対話したことがない。

過去に母が倒れてから、その倒れたタワーの瓦礫を手繰り寄せて、

修復して、それから、そのヒビについて言うのは、暗黙のルールになった。

 

以来、それぞれが抱える不安やトラウマ、願望や理想、

全て言ってはいけなくなった。

 

私は、それを直したかった。

だから去年まで、そのために生きてきた。

 

けれど、兄から「それはお前のエゴだ」と言われてから、

私は、見えない人生の生きる柱を失った。

 

家族のために唯一できることが消えた。

 

妹だから、子供だからと追いやられていた時、

私は歯がゆく、切なく、苦しかった。

 

それでも何かあると信じて、

探していたのに。

 

私は何を柱にして生きていけばいいのだろう。

 

あの頃、辛かった私へ。

 

今、どんな行動をしたら、

「もう少し頑張れるよ」と笑えるかな?

 

 

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