こっち側、そっち側
私は早寝早起きをする人だった。
服には無関心、与えられたモノを着るだけの人だった。
人に命令されることに疑問を抱きながらも従うだけの人間だった。
それがこっち側だった。
そっち側の人間になるなんて思っていなかった。
後者の2つはそっち側になって良かったと思う。
けれど、最初の1つは、
そっち側になることで、不眠症になり、
眠れないことの焦りから苦しくなった。
それがどんなに私の命の寿命を深く握っているか、
きっと家族には理解できないだろう。
今日は1時ではなく、
少し早めに寝てみようと思う。
眠れるだろうか。無事に朝を迎えられるだろうか。
明日の私へ、
今日の私はきちんと眠れましたか?