時々不意に訪れる怪物。
私のできない所、欠けている部分を責めてくる
もう1人の私であり、怪物。
その怪物とは何度も刀を交えてきた。
時に、友人の力も借りた。
けれど、その怪物の大きさと重さにエネルギーを取られるからなのか、
多くの人が静かに去って行った。
怪物が居るから。だと信じたい。
けれど、私自身を受け付けなかったのかもしれない。
そういう余地が少しでもあるから、私は苦しくて堪らない。
苦しい時ほど、怪物は喜ぶ。
美味しい餌だ、と食いつき、
私の心と身体を食い尽くす。
そして私自身を奈落の底へと堕とす。
その怪物に勝てるのは、
もう冷静な時の私しかいない。
友人に頼っても、
その子たちに迷惑を掛けてしまう。
これ以上、自分のせいで生きるエネルギーを削っている姿を見たくない。
私自身にあるのは、
得体の知れぬ怪物と冷静で時に冷酷な私。
今、私はどこにいる?
私の居場所などあるのだろうか。